生活百科

KNOWLEDGE(家電・AV・カメラ)


キッチン・日用雑貨

インテリア・家具・収納


KNOWLEDGE

・デジタルカメラ撮影技術

・掃除機を選ぶ


掃除機を選ぶ

2011年8月

●掃除機の発展の歴史

元々、掃除機という家電が日本で販売されたのは、1931年のことです。
東芝の前身である芝浦製作所が作ったアップライト型の掃除機が、日本初の掃除機となりました。
送風機を使って負圧を生み出し、吸引力を発揮して床に落ちたホコリやゴミを吸い取り、それを内部に取り込むという掃除機の基礎的な原理は、既にこの頃からしっかりと備わっていました。
そんなな商品は当時とても珍しく、しばらくの間は電気掃除機は一般人にとっては高嶺の花でしたが、その流れが一変したのは、第二次世界大戦後です。
この頃になると掃除機の価格は徐々に下がりはじめ、上流家庭だけではなく、そのひとつ下の中流家庭でも普及し、また西洋文化を取り込んだことで絨毯が各家庭に普及していたこともあり、その需要は一気に伸びていきます。
実際、絨毯の掃除は雑巾、ほうきといった従来の掃除道具でしっかりと掃除するのは難しく、掃除機の性能は大きな注目を集めることになりました。

一般人の間でも掃除機が普及したのは、団地やアパートといった集合住宅が爆発的に増えた1960年代と言われています。
一戸建ての家とは異なり、なかなか外にゴミを掃き出すということが難しくなる中で、音こそするものの、部屋の中で処理できる掃除機は使い勝手がよく、需要は一気に拡大。
洋室の増加もあって、掃除機は瞬く間に普及しました。

1980年代になると、紙パック式真空掃除機が開発され、ホコリによって詰まってしまう、という弱点も消え、ほとんどの家庭に掃除機は普及しました。
おすすめの家電製品として度々ピックアップされ、1990年代になるとサイクロン式が登場し、さらに進化していきました。

現代では、おすすめコーナーや特集が組まれるなど、掃除機の中でもかなり多くの種類が増えたこともあり、その情報を伝える媒体も増え、主力家電製品のひとつとして多くの関心を持たれています。

●掃除機の分類

家電製品の主力ともいえる掃除機は、様々な種類が開発されています。
これは、家の移り変わり、あるいは社会の在り方が変わってきたことで、掃除機を使う人、時間帯、環境といった点がどんどん多様化した結果です。
そのためより細分化され、それぞれの強みを持った掃除機が多数誕生しています。
そんな掃除機の分類を見ていきましょう。

まず、用途による分類です。
掃除機は、基本的には「家庭用掃除機」「業務用掃除機」「産業用掃除機」の3つに分かれます。
家庭用掃除機は、一般家庭で使用する掃除機です。
ほとんどの人は、この掃除機を普段から「掃除機」として認識しているでしょう。
業務用掃除機は、清掃事業者が主に使用する掃除機で、吸引力をはじめ非常に性能が高く、また耐久性重視の設計になっている点がポイントです。
産業用掃除機は、通常の掃除機では吸い取れないようなゴミを吸い取れるよう専門的な造りになっているもので、工場などで使用される製品です。

また、動力による分類もあります。
通常の家庭用掃除機であれば、電気コードを使用する「商用電源式」が一般的です。
ただ、近年ではコード要らずの「充電式」や、自走するタイプの「エンジン式」などがあります。
吸引力という観点でいえば商用電源式がおすすめですが、一気に広範囲を掃除したいという人には充電式がおすすめです。

この他に吸込口による分類もあり、最も多い「床用吸込口」をはじめ「すきま用吸込口」「棚用吸込口」「ふとん用吸込口」などがあります

●掃除機本体の型

分類タイプとして、掃除機には掃除機本体の形状や方式などの基本構造で分けるという方法があります。
代表的な型が、「床移動型」ですね。
一般家庭にある掃除機の多くはこのタイプで、キャニスター型の一種でもあります。
床移動型の掃除機の定義は、本体が横長でホースを引っ張ることで移動させるという形式になっているということです。
最近では、縦置きができる「スタンド型」も増えてきました。
収納しやすいのがポイントで、その点において床移動型の掃除機は多くの家庭におすすめできます。

一方、業務用に多いのが「円筒床移動型」で、こちらは本体が円筒型になっています。
耐久力、吸引力を重視した造りになっている反面、かなり大きい物も多く、家庭用としてはおすすめしにくい点もあります。

北米でよく見られるタイプでは、「縦型」があります。
アップライト型の一種で、縦に長く、本体の底面に吸込口があります。
どうやって動かすのかというと、本体上部に取り付けられたハンドルを使用します。
日本ではあまり見られないタイプの掃除機ですね。
アップライト型は、他にも「ほうき型」という軽量のものがあります。

いわゆる「ハンディ型」と呼ばれる非常に軽量で小型の掃除機は、片手持ち運び型に分類されます。
一般的には、掃除機というより「クリーナー」と呼ぶことが多いものです。

また、この他にも、肩に掛けて使用する「肩掛け型」、航空機内などの狭い場所で使用する「背負い型」、屋外の集塵に使用する「屋外排気型」などがあります。
この他、近年では自走して自動的に掃除してくれる「自走式」の掃除機などもあり、かなり多様化しています。
最もスタンダードな掃除機である「床移動型」には、ノーマル型とスタンド型があります。
ノーマル型というのは、本体に車輪がついていて動かしながらゴミを吸い取るタイプのものですね。
これがスタンダードになったのは、理に適った構造だからです。
そのため、吸引力をはじめとした性能に関しては、他の追随を許しません。
パソコンでいうところのデスクトップ型のような存在です。

スタンド型の掃除機は収納がしやすいだけでなく、基本的に軽量設定なのでコンパクトで且つ使いやすいというメリットがあります。
吸引力では同じ価格帯のノーマルタイプに負けることが多いので、広い部屋をいくつも掃除する場合は、ノーマル型の方が良いかもしれません。
反対に、ワンルームなどのように狭い空間をぱっぱと掃除したい場合は、スタンド型の掃除機がおすすめです。
最近はコードレスタイプも多くなっており、より手軽さが増しています。

肩掛け型の掃除機のメリットは、狭い場所でも高い吸引力で掃除ができるという点です。
そのため、家庭用として一台あると、家具の上や階段など、普段掃除がしにくい場所でもできるという魅力があります。
ただ、この型掛け型も、実は吸引力という点ではスタンド型以上に弱い商品が多いようです。
担ぐという観点から軽量であることを念頭に置く商品が多く、結果としてパワーは弱くなります。
また、自動車などの狭い場所の掃除ならクリーナーがおすすめです。

●紙パック方式とサイクロン方式

掃除機における方式の分類は、主に「紙パック方式」と「サイクロン方式」の2つに分けられます。
他にもいくつか種類はありますが、この2種が家庭用掃除機の大半を占めており、ほとんどの人がこのどちらかの掃除機を使用していると考えられます。

紙パック方式というのは、掃除機で吸引したゴミが掃除機の内部に設置してある紙パックに収まる構造になっている掃除機です。
元々、紙パック方式は掃除機の中にゴミなどが詰まらないようにと開発されたものです。
1980年代に誕生した方式ですが、既に30年以上もメインを張り続けている非常に優れた構造となっています。

一方、サイクロン方式は比較的新しい方式の掃除機で、原理はコーン状になっている筒の中において空気の渦を作り、その遠心力によって空気とゴミを分離させるという方式になっています。
まさに「サイクロン」ですね。
世界では1980年代から既に誕生していましたが、日本で普及したのはそのだいぶ後です。
サイクロン方式を実装した「ダイソン社」の掃除機が世界的に大ヒットし、日本でもおすすめ商品として紹介されたのは、有名な話ですね。

この主力2つ以外の方式としては、「排気循環方式」や「吸水掃除機」などがあります。
排気循環方式は、排気を吸込口へと戻し、ノズルからそれを放出することで床の上のホコリを舞わせ、それを吸引するというタイプのものです。
排気を集塵に利用したタイプで、効率は良いのですが、まだまだ普及には程遠い段階です。
一方の吸水掃除機は、水分を含んだ物質を吸引する「真空掃除機」です。

これらの中からおすすめの掃除機を探す場合は、やはり紙パック方式とサイクロン方式の2択となります。
現在の日本における掃除機の主流であるこの2つの掃除機には、それぞれにメリット、デメリットがあります。

まず紙パック方式ですが、30年以上の歴史を誇り、尚且つ主流でいられるという時点で、既にひとつの完成形であるといえます。
何より大きな特徴は、その理に適っている構造です。
紙パックを配置することでそれ自体がフィルターの役割を果たすため、ニオイや細かいホコリもシャットアウトしてくれます。
また、紙パックにゴミが溜まったら、簡単に捨てることができる点も魅力です。
ゴミに直接触れることなく捨てられるので、衛生面でも優れています。
さらには、価格も安価でお手頃という点も大きなメリットといえます。
ただ、その反面紙パックにゴミが溜まりすぎると吸引力が大幅に低下し、故障の原因となるケースもあります。
また、掃除機から出る排気のニオイや粉塵もデメリットといえるでしょう。

一方、サイクロン方式の掃除機は、排気に関しては非常にクリーンです。
また、紙パックを使わないので、ランニングコストの面では優秀です。
吸引力の持続という点でも、紙パック不要という要素は大きなメリットがあります。
しかしながら、ゴミ捨ての際にホコリが舞いやすい、ゴミが集まるダストカップ部分の掃除が必要などというデメリットもあります。
分離が不完全だと塵がフィルターに詰まり、吸引力の低下にもつながります。

こうしてみていくと、紙パック方式は手を汚したくない人におすすめ、サイクロン方式は部屋をクリーンにしたい人におすすめの商品といえるでしょう。

●掃除機のヘッドとその特徴

ヘッドというのは、「ノズル」とも呼ばれる掃除機の吸引部分です。
家庭用掃除機の場合は、いわゆる「T」字のものが多く見受けられます。

この部分は取り替えができるので、狭い場所を掃除する場合は、筒状の物に取り替えるという人も多いでしょう。
ヘッドの部分は、実は外見上は同じ形でも構造は全く異なるというケースが多々あります。
そんなヘッドに関する掃除機の分類をみていきましょう。

まず、「モーターヘッド」と呼ばれるヘッドに関してです。
このモーターヘッドは、ヘッド部分におけるブラシが、モーターの力によって回転するというタイプのものです。
特に操作上意識せずに回転するので、普通に掃除をしているだけで、ホコリをキレイに掻き出すという効果があります。
おすすめなのは、絨毯が多い家や、ペットを飼っている家です。
普通の掃除では取りきれないペットの細かい毛などを拾うのには最適のタイプです。

この他にも「エアータービンヘッド」と呼ばれる種類のヘッドがあります。
これは、ヘッド部分におけるブラシが空気によって回転するというものです。
吸引によって、吸い込まれた空気を利用するという合理的な構造になっています。
エアータービンヘッドの特徴は、コスト面で優秀という点です。
吸引力はモーターヘッドより劣りますが、安価での製品化が可能なので、安い掃除機を買いたいという人にはおすすめのタイプとなります。

この他にも、近年ではマイナスイオンを放出してホコリを吸い寄せるヘッド、拭き掃除のように仕上げるヘッドなど、様々なヘッドが開発、販売されています。

●掃除機の比較ポイント

掃除機における重視ポイントは、いくつもあります。
まずは性能。
ただ、この性能も複数の項目に分かれます。

たとえば、吸込仕事率。
簡単にいえば、吸引力ですね。
単純な吸込みの力と考えて差し支えありません。
そのため、掃除機の吸込仕事率は「W(ワット)」で記述されます。
この数値が大きいほど吸込みの力が強く、パワーがある掃除機ということになります。

掃除のしやすさを見るためには、重量も大きな意味を持ちます。
車輪がついているとはいえ、持ち運びをする際には持ち上げることも多い掃除機。
その重さは、毎日掃除をする人にとっては少なからず負担になってきます。
ただ、掃除機が重いということはそれだけモーターが大きいということになり、吸引力と比例することもあるので、一長一短というケースが多いようです。

この他、エコを考えている人におすすめの「排気クリーン」や「省エネ」を謳った掃除機もあります。
クリーン度は「捕塵率」の数値、省エネは「省エネモード」の有無などで判断すると良いでしょう。

アパートをはじめとした集合住宅に住んでいる人にとって、大きな課題となるのが「騒音問題」です。
一戸建てや完全防音の設備が整っているマンションなどであれば気にする必要もないでしょうが、壁の薄いアパートや団地などの場合は、そうも言っていられません。
常に隣の部屋の住人に気を使いながら生活する必要があります。
隣人とのトラブルは、生活基盤を揺るがしかねない程の惨事になることも十分にあり得るだけに、掃除機の音ひとつをとっても軽視できません。

とはいえ、掃除機をかける時間帯によっても、それぞれの許容範囲は変わってきます。
日中であれば、ある程度音がしても特に問題視されることはないでしょう。
ですが、夜、それも夜中に近い時間帯の場合は、少しの音量でも苦情が寄せられる可能性は高くなります。
ただ、仕事の都合上、その時間しか掃除ができないという人もいるでしょう。

そんな環境に身を置く人には、掃除機の静音性を確認することを強くおすすめします。
昔は、掃除機といえばある程度大きな音が出るのは仕方がない、という認識でした。
ですが、近年では一定の吸引力を持ちつつ、静音性の高い商品が出てきています。

掃除機の静音性を確認する場合は、「db(デシベル)」という単位で表示される数字を見ます。
ひとつの基準となるのが50dbで、近年発売されている静音性を重視した掃除機は、総じてこの50db以下になっています。
ちなみに50dbというのは、静かな事務所の音量に相当します。
40dbの場合は図書館級の静かさなので、騒音にはなり得ません。
そのため静音性重視の人は、50、40くらいのdbの商品を選ぶことをおすすめします。

●日立の掃除機<

近年において各メーカーの技術の差というのはあまりなく、それぞれのメーカーがどの部門に、あるいはどこに力を注いでいるか、という点…すなわち「個性」で選ぶことになるでしょう。サイクロン方式の掃除機が普及してからは、紙パック方式とサイクロン方式が完全に2強状態となり、どのメーカーもこの2種類を軸にしているため、あまり大きな格差が生まれにくい状況になっているのです。
以前はサイクロン方式の代名詞で、ある意味「黒船襲来」ともいわれていたダイソン製の掃除機が大きくシェアを伸ばしていましたが、現在では落ち着いてきています。
国内のメーカーも掃除機に対してかなり力を入れた結果、性能が拮抗しているのです。
重要なのは、自分が重視すべき要素に力を入れている「おすすめのメーカー」を選ぶこと。
あらゆる家電製品において、その名を馳せているメーカー、日立。
日本の家電製品を製造しているメーカーといえば、この日立を外すことはできないでしょう。
紛れもなく、国内に留まらず、世界を代表する家電メーカーのひとつです。
そんな日立の強みは、モーターです。
モーターを使った家電製品に関しては、日立は無類の強さを誇っています。
つまり、掃除機にはかなり力を注いでいるということです。
モーターが命ともいえる掃除機は、日立の主力商品のひとつとなっています。

日立の掃除機の中にあっておすすめの分野は、高性能フィルターを使用した紙パック方式の掃除機と、「ロボットサイクロン」や「ロボットパック」と呼ばれるタイプの掃除機です。
他のメーカーと比較し、日立の掃除機は捕塵率をかなり重視しており、クリーンな掃除機を謳っています。
そのため、環境に優しい、省エネ、高いクリーン度を求めている人には無条件でおすすめできるメーカーです。
その一方で、サイクロン方式の掃除機に関しては一歩出遅れた感があります。
そのため、サイクロン方式の掃除機は、他のメーカーと比較し、特別に優れているという印象はあまりないという人も多いようです。
ただ、その遅れは近年取り戻してきており、今はロボットサイクロンをはじめ、独自の技術も導入を進めたことでそのイメージは払拭されつつあります。

また、メーカーの信頼性という面においてもトップクラスです。
長い歴史を誇る老舗なので、安全面をはじめ、あらゆる信頼性は高いといえます。

クリーンさがウリの日立の掃除機は、非常に高い人気を誇っています。
その中でも特に、ヒット商品となっている人気のおすすめ機種をいくつか紹介していきましょう。

日立の掃除機は、紙パック方式の「かるパック」、サイクロン方式の「ごみダッシュサイクロン」、コードのついていない「コードレスたつまきサイクロン」などが代表的です。
この中でも特に人気が高いのは「かるパック」です。
日立の紙パック方式の掃除機が高い人気を誇るのは、この「かるパック」によるところが大きいと言っても過言ではないでしょう。
「かるパック」の特徴は、その圧倒的なクリーン度です。
排気の綺麗さは他のメーカーの追随を許さないほどで、紙パックが目詰まりすることも少なく、またゴミ捨ての際にシールで口を塞ぐことができるなど、かゆいところに手が届く掃除機となっています。
とにかく、ホコリと人間を隔離することが最大の目標となっている掃除機で、ホコリアレルギーのある人、ホコリに極力触れたくないという人には確実におすすめできる機種となっています。

サイクロン方式に関しては、「ごみダッシュサイクロン」も有名ですが、それ以上に近年では「CV-SR3300」が人気を集めています。
この機種は、「サイクロンに弱い日立」というイメージを払拭させることに成功した掃除機で、価格.comのランキングでも「かるパック」に次ぐ人気商品となっています。
最大の特徴は、99.999%を誇る捕塵率。
サイクロン方式のメリットを最大に活かした商品となっています。

●パナソニックの掃除機

2008年にブランドが統合したパナソニック。
家電製品のブランドも、ナショナルからパナソニックに変わりました。
そのため現在販売している掃除機は、全てパナソニックブランドの商品となります。
2008年以前の商品に関しては、ナショナル名義の物もいくつか残っているようです。

そんなパナソニックの掃除機の特徴は、紙パック方式の掃除機の性能が良いという点です。
日立と同じく、かなり古い歴史を持ち、掃除機の開発に関するノウハウを持っているメーカーなので、30年の歴史を持つ紙パック方式に関しては無類の強さを誇っています。
特に近年、その評価はうなぎ上りとなっており、「紙パック方式の掃除機を選ぶならパナソニックがおすすめ」という人もかなり多いようです。

ただ、サイクロン方式の掃除機が性能で劣るかというと、そういうことは全くありません。
むしろ、時代の先端を行くメーカーらしく、サイクロン方式に関しても非常に高い性能を持っています。
以前は、高性能だからという点もあり、他のメーカーのサイクロンと比べるとやや価格が高いという弱点がありましたが、近年ではその弱点もなくなっており、他のメーカーと変わりない価格で提供されています。

パナソニックの掃除機の強みは「使いやすさ」です。
ノズルのバリエーションが豊富で、ハウスダスト発見センサーなど独自の機能を搭載しているため、オリジナリティも豊富です。
毎日掃除をこまめにする人、高性能、多機能の掃除機が欲しいという人には、パナソニックの掃除機がおすすめです。

非常に使いやすいことで知られているパナソニックの掃除機は、紙パック、サイクロンを問わず高い人気を誇ります。
しかも、ひとつの機種に絞らず、同じ紙パック、サイクロンでも同時期に異なる機種を販売し、差別化を図っています。

たとえば、紙パック方式の掃除機は、「MC-PA」という型番で作られていますが、2011年の同時期に「MC-PA310GX」、「MC-PA221GS」、「MC-PA210GX」といった商品が出ています。
「MC-PA310GX」と「MC-PA210GX」は吸込仕事率が640W、「MC-PA221GS」は600Wです。
運転音や本体重量は3機種ともほとんど同じで、これだけだとあまり違いがわかりませんが、実際にはそれぞれの機種に特徴があります。

「MC-PA310GX」と「MC-PA210GX」はふとん清潔ノズルやブロア機能が付いており、ナノイー発生機能も搭載しています。
そして「MC-PA221GS」には、ハウスダスト発見センサーがついています。
それぞれの特徴を比較した上で、どの機種を購入するかを決めたり、おすすめの商品を見つけたりすると良いでしょう。

一方、サイクロン方式の掃除機に関しては、「MC-SS」という型番で開発、販売されています。
2010年に発売された「MC-SS300GX」は「パワープレスサイクロン構造」というパナソニック独自の技術で作られている掃除機で、吸引力のパワーに加え、持続力も兼ね備えている、かなりおすすめの高品質な商品です。

●サンヨーの掃除機

サンヨーは、日本を代表する電気機器メーカーの中では比較的分野が偏っている傾向が見受けられます。
たとえば、テレビやパソコンなどに関しては、必ずしも他の人気メーカーに勝っているとはいえませんが、炊飯器や冷蔵庫、エアコンのような、いわゆる「白物家電」に関しては無類の強さを誇っています。
そんなサンヨーは、掃除機の分野でも比較的力を入れており、数多くの商品が世に出ています。

サンヨーの掃除機の特徴としては、常に進化しているという点が挙げられます。
何より有名なのは、サイクロン方式の進化です。
独自の構造によって開発されたサイクロン方式の掃除機は非常に高い人気を誇っており、年度を跨いでもその人気を持続するほどです。
その一方で紙パック方式の掃除機も高い人気を集めており、どちらかに偏らず、双方共に人気を集めている点がメーカーの強さを物語っています。
どちらのタイプの掃除機が良いか迷っている人には、サンヨーはおすすめのメーカーといえます。

また、サンヨーの掃除機の大きな特徴として、ヘッドの使いやすさが挙げられます。
掃除機を使用する際、ヘッドは直接ゴミを吸い取る場所なので、当然ながら重要視されます。
特に近年はその多様性ばかりが叫ばれていますが、何より大切なのは基本ヘッドの使いやすさです。
実際、掃除をする際のほとんどの時間を、基本のヘッドで行います。
そのヘッドが使いにくければ、いくらアタッチメントに優れていてもあまり使い勝手が良いとはいえません。
そういう意味では、サンヨーの掃除機はおすすめです。

サンヨーの掃除機の代表機種は、「airsis」シリーズを置いて他にないでしょう。
「エアシス」と呼ばれるこのシリーズは、サンヨー独自のサイクロン方式の掃除機として人気を博し、2010年にリリースされた「airsis SC-XD4000」に関しては、2011年においても全メーカー、全機種の中においてトップクラスの人気を誇っています。
その最大の要因は、ハウスダストを最大限取り除くことのできる性能と、クリーン度を重視した造りに尽きます。
排気のキレイ度に関しては、業界でもトップクラスといわれるほどその満足度は非常に高く、メーカーが行ったアンケートによると、実に90%以上の人が「満足した」と答えています。
サンヨーの「airsis」シリーズは、幼い子供がいる家庭に特におすすめできる掃除機です。

サンヨーの人気掃除機は、「airsis」シリーズだけではありません。
紙パック方式とサイクロン方式の特徴を兼ね備えた掃除機も、サンヨーは開発しています。
それは「エアブロックサイクロン」と呼ばれる機種です。
フィルターのためにティッシュをセットし、それによって細かい塵をブロックするなど、独自の構造で人気を博しています。
さらに、空気のカーテンを作り、ハウスダストの舞い上げをしっかりと抑えてくれる「エアブロック」という機能も搭載しており、ハウスダストアレルギーの人が家にいても、安心して使用できる点が魅力です。
ハウスダストをシャットアウトしたいという家庭には、おすすめの商品です。

●三菱の掃除機

三菱というと、有名電気機器メーカーの中では、堅実という印象が強いメーカーです。
清潔感があり、高い信頼を寄せるユーザーが多い会社で、その母体の強さは日本でもトップクラス。
安心を買いたいという人には、おすすめのメーカーです。

また、「空気」を扱う商品が強いというイメージもあります。
空気清浄機やエアコンなどがそうですね。
そして、同じく「空気」を扱う掃除機もまた、力を入れているという印象です。

そんな三菱の掃除機の特徴としては、「使いやすさ」にあります。
といっても、これだけだと他のメーカーにもいえることですね。
三菱の場合は、「日本人の気質に合った使いやすさ」を実現している点が大きな特徴といえます。

日本人に合った使いやすさというのは、簡単にいえば細かいところに手が届いている商品、ということです。
たとえば、サイクロン方式の掃除機ですが、ダストカップにゴミが溜まるため、定期的に洗いたいと考える人がかなり多いと思われます。
しかし、非常に多くのゴミが長らくそこに留まっているので、汚れが取りにくくなっていることも多々あります。
三菱の掃除機の場合、このダストカップをまるごと洗える機種があるのです。
それによって細部までキレイに水洗いでき、非常に清潔な状態を保つことができます。

こういった、日本人の性質に合っている掃除機を開発しているのが三菱なのです。
細かいところまでキレイにしておきたいという人には、特におすすめのメーカーといえるでしょう。

三菱の掃除機は、紙パック方式が根強い人気を集めています。
これは、三菱という会社がかなり以前から掃除機に力を入れており、紙パック方式に関するノウハウが他のメーカーと比較してもより蓄積していることを意味します。
歴史の長さにおいては、一日の長があるメーカーです。

そんな三菱の紙パック方式の掃除機は、「Be-K」シリーズが圧倒的に高い人気を集めています。
メーカーとしての代表機種も、この「Be-K」シリーズと言って良いでしょう。
実際、価格.comで掃除機のメーカー別ランキングを見ても、このシリーズが上位を独占しています。

このシリーズの特徴は、軽量で手軽に使用できる掃除機、という点です。
その重量は3kgを切っており、子供でも簡単に掃除ができます。
価格もお手軽で、小さい部屋に一台置いておく掃除機としては最適です。
小学生くらいのお子さんがいる家庭には、おすすめの掃除機といえるでしょう。

一方で、それではサイクロン方式の掃除機は人気がないのかというと、そういうことはありません。
サイクロン方式の掃除機にも、三菱を代表する機種が存在します。
それは「風神」と呼ばれる機種です。

かなり特徴的な名称のこの掃除機は、サイズも大きく、かなり本格的なサイクロン方式の掃除機となっています。
重量感もタップリで、そういう意味では「Be-K」シリーズとの差別化がしっかりとできているといえます。
強力な吸引力で、キレイに掃除をしたいという人にはおすすめの機種です。

●東芝の掃除機

日本を代表する家電メーカー、東芝。
テレビ、パソコン、エアコン、洗濯機、冷蔵庫…あらゆる分野の家電製品において、その会社名を見ないということはないくらい、幅広い分野での開発、販売を行っているという点においては、他のメーカーを圧倒していると言っても良いくらいの企業です。

そんな東芝の凄まじい点は、時代への適応力に尽きます。
国内メーカーの中でも屈指の歴史を持つ東芝は、その積み重ねが糧となる一方、時代遅れになる可能性も含んでいます。
老舗が常に抱える問題です。
ひとつの技術、ひとつの商品に縛られて、発展性を失い歩みを止めてしまう…分野によっては、それでもやっていける、むしろそうでなくてはならないというお店や会社も多々あるでしょう。

ですが、家電メーカーはそうはいきません。
常に進歩し、時代の最先端に順応しなくてはなりません。
東芝はまさに、その時代時代でそれをクリアしてきたメーカーです。
テレビひとつをとっても、液晶、プラズマ全盛期からしばらく他のメーカーに後れを取っていましたが、テレビ部門で強いシャープと提携して技術を磨き、「REGZA」は国内でトップを競うほどのブランドに成長しました。

そんな東芝が、掃除機という分野において時代遅れになることは、恐らく今後もないでしょう。
常におすすめの新製品を発売する。
それが東芝です。
その東芝の掃除機の特徴は、静音性とディテール。
いかにも日本人好みの掃除機です。
細かいところが気になる性格の人にはおすすめです。

代表的な東芝の掃除機といえば、サイクロン方式の「TORNEO(トルネオ)」です。
トルネオは、遠心分離方式「デュアルトルネードシステム」を採用しており、内部でホコリをきっちりと分離し、さらに圧縮も行っているので、詰まる可能性が非常に低い、クリーンな掃除機になっています。
また、そこそこの規模の掃除機でもある程度軽量で、持ち運びしやすい点も特徴です。
「エコモード」や「床上ダストゲッター」など、独自の機能も魅力のひとつとなっています。

もうひとつのサイクロン方式の代表機種として「ダブルエアロサイクロン」も同等の人気を獲得しています。
ダブルエアロサイクロンの特徴は、とにかく吸込仕事率が高く、サイクロン方式の掃除機としてはトップクラスの吸込力を有している点にあります。
1万円台であっても、まずまずの吸込力を持った掃除機を購入できるので、コストを抑えたい人にはおすすめです。

そして、紙パック方式の掃除機の代表機種は、「VC-PG」シリーズです。
トルネオと並ぶ看板機種で、その独特のフォルムは、家電売り場に来た人の目を惹きます。
見た目重視の人におすすめできる機種といえるでしょう。
もちろん、見た目だけではなく中身も非常に優れています。
特徴は、コンパクトで動かしやすく、ノズル部分も小さいので、細かいところを掃除しやすい点です。
家庭用の掃除機としては、理想的な大きさといえるのではないでしょうか。
全体的に、安価でもパワーのある掃除機が多くなっているのが東芝の掃除機の特徴です。

●シャープの掃除機

国内の家電メーカーの中では、比較的地味な存在だったシャープ。
1912年創業、1935年設立の老舗ですが、電卓や太陽電池、あるいは電子辞書やFAXなど、家電というよりは、雑貨に近い商品が強いというイメージを持っている人が多かったように思います。
実際、家電のメインストリームの分野においては、内部の部品を作ることには長けているものの、ブランド力という点においては他のメーカーに主役を譲っているという印象が強いメーカーでした。

それが一変したのは、2000年代初頭。
液晶テレビ「アクオス」の誕生です。
元々、携帯電話のモニターなど液晶部門の開発には強かったこともあり、このテレビは大ヒット。
おすすめ商品として数多くのテレビ番組で取り上げられ、一気にブランド力が向上し、他の分野の商品の売り上げにも好影響を与えたと言われています。
実際、現在は多くの分野でシャープのヒット商品を見ることができます。

掃除機に関しては、液晶は関係ないからそれほど強くないのでは…と思っている人もいるかもしれませんが、実は日本で初めてサイクロン方式の掃除機を販売したのは、実はシャープです。
つまり、日本国内におけるサイクロンのパイオニアなのです。
そのため、サイクロン方式に対するノウハウは他のメーカーより強く、人気も非常に高い状態が続いています。
サイクロン方式の掃除機の購入を検討している人は、無条件でおすすめのメーカーです。

それを裏付けるデータとして、価格.comのランキングでは、シャープのサイクロン方式の掃除機が上位を独占しています。

他のメーカーの掃除機に対するアプローチと、シャープのアプローチは大きく異なるといって良いでしょう。
というのも、業界全体の流れとして、掃除機に関してはサイクロン方式と紙パック方式の二極体制で開発が進んでいますが、シャープの場合はサイクロンの方に圧倒的に力を入れています。
紙パック方式の掃除機もないわけではなく、「EC-KP7F」や「EC-KP7T」などの機種がありますが、これらは既にかなり前の商品であり、代表機種というわけではありません。
シャープの代表機種は、全てサイクロン方式の掃除機です。

その中でも看板といえる機種は「EC-VX」シリーズでしょう。
この機種の特徴は、プラズマクラスターイオン搭載という点です。
元々、シャープというメーカーは空気清浄機にも力を入れており、そのノウハウを掃除機の方にも存分に活かし、掃除をしながら空気もキレイにできる掃除機になっています。
Wスクリューで吸込仕事量も高く、またダストカップ内の圧縮も行き届いているので、細かい塵もかなり抑えられます。

この「EC-VX」シリーズのコンパクト版である「EC-AX」シリーズも人気です。
基本的な性能はそのままで、コンパクト化している商品なので一人暮らしの女性にもおすすめです。
若干静音性が落ちる点には注意が必要ですが、それ以外はほとんど変わりません。

また、「POWER CYCLONE」シリーズも人気が高いようです。
特徴は、高い仕事率と低コストの両立。
コスト面を重視する家庭に特におすすめの商品です。

●ツインバードの掃除機

掃除機とひとくちにいっても、その形状や大きさは様々です。
中には、掃除機とは一線を画すほど、コンパクトな商品があります。
いわゆる「キャニスター型」と比べると、価格も非常に安価で、片手で使えるほど軽量な掃除機。
それが、スティック型、もしくはハンディ型と呼ばれる掃除機です。

これらの商品は、掃除機という分類に入れるか否か、微妙なラインです。
パワーの面においても、キャニスター型の掃除機とは大きく異なるので、用途も自然と変わってきます。
よって、クリーナーと称する商品群に含まれることもあります。

とはいえ、掃除機という定義から外れているわけでもなく、掃除機として扱われていることも多々あり、なかなか分類に困る商品です。
ただ、その使い勝手は非常によく、特に一人暮らしの人にはおすすめの商品です。

そんなスティック型の掃除機の代表的なメーカーといえば、ツインバードです。
ツインバードはスティック型だけでなく、キャニスター型の掃除機も開発、販売していますが、やはりシェアの面ではスティック型が圧倒的です。

メーカー全体で安価な商品の開発をコンセプトとしているのか、1万円を超える商品はほとんどありません。
キャニスター型であっても例外ではなく、他のメーカーと比べるとかなり安い掃除機を売り出しているのが特徴です。
スティック型になると、3,000円以下で購入可能なほどリーズナブルです。
そのため、コストをとにかく最小限に抑えたいという人にはおすすめのメーカーです。

●ダイソンの掃除機

紙パック方式とサイクロン方式の2大体勢になって久しい掃除機市場。
その中のひとつであるサイクロン方式は海外からの輸入品であり、それを参考に国内でも開発が進んだ結果、スタンダードなものとなりました。
そして、そのサイクロンの生みの親であるメーカーが、ダイソンです。

ダイソンの掃除機というと、一時期は飛び抜けた評価を得て、国内のメーカーのシェアすらも脅かした家電業界の「黒船」でした。
サイクロンを生み出したことだけでなく、買いに来た人の目を惹く迫力あるデザインも、購買欲を刺激する理由のひとつとなっています。
単純な吸引力の凄まじさに加え、捕塵率の高さもアピールしており、掃除機としての性能の高さから、様々なテレビ番組でおすすめ商品として紹介され、一時期は掃除機の代名詞的存在にまでなっていました。

ただ、近年は国内メーカーが追随し、サイクロン方式の掃除機が主流になったことで、ダイソンというメーカー自体のうまみは以前ほどではなくなっています。
なにより、音が大きいという点において、集合住宅の多い日本にはやや不向きという面がクローズアップされるようになり、以前ほどはシェアを伸ばしていないのが実状です。
とはいえ、昔取った杵柄ではないですが、やはり吸引力の高さ、パワーという点においてのイメージは未だに根強く、一定以上の人気は確保しています。

ダイソンの掃除機の代表機種は、「DC12」シリーズ、「DC12 plus」シリーズ、「DC22」シリーズ、「DC26」シリーズといったところです。
近年では、パワーを維持しつつコンパクトな商品も出てきており、日本でも十分におすすめできる掃除機も増えています。

●ハンディクリーナー

様々な種類の掃除機が開発されてきている中、通常の掃除機とは一線を画している商品もたくさん市場に出てきています。
いわゆる「特殊掃除機」ですね。
たとえば、ハンディクリーナーもそのひとつです。
今でこそ普及して多くの一般家庭で使用されているハンディクリーナーですが、販売当初は注目を集めることはありませんでした。

最もこのハンディクリーナーに対して懐疑的だった点は、やはり吸引力です。
片手で簡単に持てるような掃除機がどれほどのパワーを持っているのか、という疑問は至極当然です。
実際、発売当初のハンディクリーナーは、通常の掃除機とは比較にならないほど吸引力が低く、机の上を掃除するにしてもなかなかゴミを吸い取ってくれないという苦情が多かったようです。
ただ、それはもう過去の話です。
現在のハンディクリーナーは非常に吸引力が上がってきており、机の上や車などを掃除する上ではほとんど不自由を感じることはありません。

近年ではより携帯性を上げるため、コードレスの商品が増えています。
それによって外出時や外の倉庫などの掃除にも使用できるようになり、急激に利便性が上がりました。
吸引力という観点でいうとコードレスよりコード式の方が上ですが、それでも木屑やホコリなどを吸い込む上では問題ないパワーです。

ハンディクリーナーは、マキタというメーカーが多く作っています。
また、ダイソンも開発、販売を行っており、日本のメーカーの商品と比較すると、かなり吸引力が高い仕様になっています。
静音性や携帯性を重視するなら国内メーカーがおすすめ、パワー重視ならダイソン製がおすすめです。

●お掃除ロボット

どうしても自分で掃除をするのが億劫という人におすすめなのが、特殊掃除機のひとつ「お掃除ロボット」です。
お掃除ロボットが開発された当初は、近未来型の家電製品として非常に高い注目を集め、テレビでも頻繁に取り上げられていました。
その一方で、お掃除ロボットという名称からテレビなどで目にする人を模した「アンドロイド型」の機械を頭に浮かべている人は、実際に現物を見た際に首をかしげるというケースも多かったようです。

お掃除ロボットは、いわゆる「自動掃除機」でもあります。
形状は円盤型が多く、各メーカーともUFOのような形のものを作っています。
お掃除ロボットは販売開始当初はかなり高価で、一般家庭には縁のない物というイメージが強かったのですが、近年ではかなり低価格化されています。

近年のお掃除ロボットの特徴は、ゴミセンサーを搭載しており、自動的にゴミのある所を集中的に移動することです。
自動的に動くお掃除ロボットは、当初はただ床を移動し、その床のゴミを吸引していくというだけのものでしたが、最近ではセンサーを使ってより精度の高い掃除ができるようになっています。
吸引力も年々アップしており、ホコリを吸い取るだけではなく、お菓子の食べカスなどもしっかりと吸い取れるようになっているので、本当に自分で掃除する必要がないほどの進化を遂げています。
ブラシが付いているタイプなら、床磨きも一緒にしてくれます。

家を空けることが多い人、家にいてもなかなか掃除する気になれない人、高齢や病気などの理由で掃除ができない人にはおすすめの商品です。

●スチームクリーナーと床ポリッシャー

数ある掃除機の中には、単純にゴミを吸引するだけではなく、そこにプラスαを加え、よりしっかりと汚れを取り除く機能を搭載した商品もあります。
たとえば、特殊掃除機に挙げられる「スチームクリーナー」もそのひとつです。

床に付着している汚れは、たとえばホコリのように、簡単に吸い込むことができるものもあれば、床にこびりついてなかなか剥がれない汚れもあります。
こびりついた汚れはかなり厄介で、掃除機で吸い込むのは困難なケースも多いものです。
掃除機ではムリとなると拭き掃除をすることになりますが、ではなぜ拭き掃除が有効なのかというと、水分を含ませ、それによって汚れを浮かして拭き取ることにより、こびりついた汚れを取り除けるからです。
その「汚れを浮かして落とす」という点に着目し、特化したのがスチームクリーナーです。

スチームクリーナーは、高温の「蒸気」を使用します。
これによって、拭き掃除以上に効率よく汚れを浮かし、ほとんどの汚れをキレイに取り除くことができます。
基本的には吸い込みは行わず、高温スチームで浮かした汚れを後から雑巾などで拭き取るという仕様になっています。そのため、あくまでも床にこびりついた汚れを拭き取るという構造で、掃除機とは趣が異なります。スチームを作り出す水が無くなると、冷めるのを待って水入れから始めなければならないので、ある程度の容量の水タンクがあり、連続使用可能時間が15分程度以上のものが便利です。長年堆積した汚れなどに大きな威力を発揮します。

一方、特殊掃除機「床ポリッシャー」も、吸引がメインではない掃除機です。
こちらは床磨きを前提にしたもので、掃除機では落ちない床の汚れを磨いて落とす商品になっています。
常に床をキレイにしておきたい、ピカピカになるまで磨きたいという人にはおすすめの掃除機です。広範囲の床掃除が非常に楽になります。清掃業者がビル掃除などで必ず使っているのがこの「床ポリッシャー」です。

●水フィルター掃除機

どの方式においても、掃除機の中には「フィルター」というものが存在しています。
これは、一度吸い上げたゴミを分離したり、再び排気されないようにしたりする、掃除機の構造上不可欠な部品です。
一般的に、フィルターには非常に目の細かいペーパーなどが使われることが多いのですが、中には全く異なる発想の商品もあります。
それは「水フィルター」です。

水フィルターを搭載した掃除機は、そのまま水をフィルターにしています。
構造を解説すると、掃除機内に水を溜め、吸引したゴミを含んだ空気をその水中へと移動させ、そこで空気を微細な泡にして空気中のゴミを水に付着させるという方式になっています。
つまり、「空気を水で洗う」という発想で生まれた商品です。

発想自体は非常に素晴らしく、なかなか面白い商品ではありますが、その一方でかなり多くの欠陥が指摘されている掃除機でもあります。
まず、水でのゴミ除去率は必ずしも高くはないという点があります。
そのため、別にフィルターを用意している掃除機も多く、結果的には水を利用する意味があまりない商品もあります。

また、水を使用することで紙パックなどを利用しなくて済むというおすすめポイントが謳われていますが、水自体有料のものですし、洗浄を行う必要があるので、水を使うことで結果的にコストダウンにつながるとは限らないという点もあります。
さらに、一番厄介なのがカビです。
水を常に入れておき、かつそこで汚れを洗うという仕組みから、長らく放置しておくと悪臭の温床となる可能性もあります。
せっかくの掃除機が、悪臭の原因となってしまっては元も子もありません。

水フィルター掃除機は、まだ現在進行形の技術です。
変わった商品が好きな人にはおすすめできますが、完璧な掃除を望む人はもうしばらく購入を待っておいた方が良いでしょう。



(C) Since 2007 生活百科, or its suppliers. All rights reserved.